腰痛の種類

腰痛は、腰部の筋肉や骨、靭帯、神経などに障害がある場合に起こる痛みであり、その種類は以下のように分類されます。

筋肉痛：腰部の筋肉に疲労や過負荷がかかり、痛みを引き起こすものです。多くの場合、安静にしていると痛みが和らぎます。
神経痛：腰部の神経に障害がある場合に起こる痛みで、坐骨神経痛や腰部脊髄狭窄症などが代表的な疾患です。しびれや痺れ、痛みがひどく、座位や立位での痛みが強いことが特徴です。
椎間板ヘルニア：腰椎の椎間板に障害がある場合に起こる痛みで、椎間板から膨出した部分が神経を圧迫し痛みを引き起こします。腰痛だけでなく、足の痛みやしびれも伴います。
腰部脊柱管狭窄症：腰椎の骨や靭帯の変形が原因で、脊髄や神経を圧迫することによって痛みが生じます。歩行中に痛みが出ることが多く、膝の曲げ伸ばしが難しくなることもあります。
腰椎分離症：腰椎の椎弓根部分に亀裂が入ることによって起こる痛みで、スポーツなどの外傷が原因となります。腰痛だけでなく、坐骨神経痛や脊髄症状を伴うこともあります。
脊柱側彎症：脊椎の側方に曲がってしまう異常な状態で、腰痛を引き起こすことがあります。特に成長期に症状が現れやすく、症状によって治療方法が異なります。
腰痛は、原因によって治療方法が異なるため、正確な診断を受け、適切な治療が必要です。

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